新築住宅の内装を考えることは、ご家族にとってとても楽しいイベントです。しかし実は、新築内装は難しく、イメージする理想の新築内装にするためにはたくさんのポイントを抑える必要があります。そこでこの記事では、新築内装の難しさや決め方のポイント、工事の期間や工程などを紹介します。
順序立てて決めていくと、内装を決めるイメージをつかみやすいでしょう。
まず、内装の施工事例をチェックします。
理想のイメージを具体化するには、実際の施工事例を集めることが近道です。
気になったデザインの画像があればできる限り多く保存し、時間をおいて絞っていくと理想に近づきやすいでしょう。
理想のデザインが固まってきたら、家族で話し合って方向性を確認します。
大切なマイホームであり、家族みんなが納得できる内装にすべきだからです。
家族それぞれに自分の意見があれば話がまとまらない可能性も高いため、施工店のコーディネーターに参加してもらうのもおすすめでしょう。
内装を実際に選ぶ段階では、まず床の色と材質から決めることをおすすめします。
床は目に入る面積が大きく、空間全体の印象を大きく左右するためです。
また、床が決まってしまえば、そこに合わせるソファーやテーブルなども選びやすくなります。
床を決めたら、同様に面積が大きい壁や天井の色を決めます。
白系の明るい色は「膨張色」で大きく膨らんで見え、空間を軽やかに見せます。
一方、黒系の暗い色は「収縮色」で小さく引き締まって見え空間が重く見えます。
天井は黒いと低く圧迫感を覚えるため、明るい色を使う方が良いでしょう。
部屋の基本的なカラーを決めたら、次はキッチンやドアなどの設備の色を選択します。
キッチンやユニットバス、洗面、トイレは住宅会社が提携しているメーカーから選ぶのが基本です。
それぞれ異なるメーカーを選んでも問題は無いため、特徴や機能、デザインとの優先順位をつけて選びましょう。
設備までを選択したら、この段階で照明を決定しましょう。
照明が空間全体の印象に与える影響は大きいため、マイホームが完成してから選ぶのではなく、同時進行で考えるべきだと言えます。
部屋ごとに必要な明るさは異なるため、それぞれの空間に合った照明選びが必要です。
最後に、カーテンや家具を決めていきましょう。
今回は最後に決める流れとしましたが、インテリアを軸にして床や壁の色を決めていっても問題ありません。
いずれの場合でも、家具・カーテンと内装をマッチさせることを大切にして決めていきましょう。
ここでは、新築内装の決め方を紹介します。
新築内装を決める際にはまず、テイストを決めます。
内装のテイストが決まっていれば、家具・家電もそのテイストに合わせて購入しやすいです。
ナチュラルテイストや和テイストなどさまざまなテイストのインテリアがあるため、インターネットなどで好みのテイストを探してみましょう。
内装に使用する色は、1部屋で3色以内に収めましょう。
1色だけでは物足りない印象になり、4色以上ではまとまりのない印象になってしまいます。
使用する色を決める際には、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの3つを意識するのがおすすめです。
・ベースカラー
部屋の印象を決める色味であり、ホワイトやベージュなど控えめな色がおすすめです。
・メインカラー
内装の主役になる色味であり、ソファやテーブルなどに使用して部屋のテーマとする色です。色の決まりはありませんが、統一感を出すためになるべく1色にすることをおすすめし
ます。
・アクセントカラー
クッションやランプシェードなど比較的小さなインテリアアイテムに使用する色味です。
コーディネートのアクセントにするため、ベースカラーやメインカラーとは異なる色にしましょう。
どんなにおしゃれにコーディネートしても、アンバランスな色の家具が目立つと「何か違う」「安っぽい」といった印象を与えてしまうため注意してください。