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内装のお仕事は?

2023-07-13 15:22:15 guanli 5

家や店舗など建物内の内装全般を請け負う「内装」。
塗装や左官など実に様々な種類があり、仕事内容も種類によって異なります。
内装全般を工事するため、専門知識や技術が必要となる仕事なのかなど、わからないことも多いですよね?

今回は、内装の種類や仕事内容、内装工事の流れや将来性について詳しく解説します。


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内装とは


「内装工」とは、建物の内装工事全般を仕事とする職人のことです。内装工は、屋内の内装工事すべてを請け負うため、幅広い分野の職種があります。

例えば、床仕上工や塗装工、ボード張り工や壁装工など内装工事に携わる職人すべてが「内装工」です。内装工はそれぞれが専門職としており、仕事内容や道具などが異なるほか、床仕上工でもフローリング専門やクッションフロア専門などさらに分類されている内装工もあります。

また、内装工事すべてを請け負う「多能工」と呼ばれる職人もおり、床仕上げやクロス張りなど通常はそれぞれの専門職人がする仕事を一人でこなすのが多能工です。小さな内装工事の場合は多能工に依頼するケースが増えていることから、多能工の需要が高まっています。


内装の種類



内装には、様々な職種があることをお伝えしました。内装の主な種類は、以下の8つがあります。


  • 床仕上げ

  • 天上仕上げ

  • ボード張り

  • クロス張り

  • 塗装仕上げ

  • 左官工事

  • 鋼製下地組立

  • 木製建具工事


床仕上げ

内装工の床仕上工が手掛ける床仕上げの仕事内容は、床材を床面に敷き込んで床を仕上げるのが仕事です。床材には、フローリングからフロアタイルやカーペットなど種類があり、床材に合った張り方をするのはもちろん、つなぎ目が目立たないよう張るなど職人技を必要とします。


天井仕上げ

天井仕上げの仕事内容は、軽量鉄骨下地職人が施した天井の下地に石膏ボードを使用して天井を仕上げるのが仕事です。天井専用の石膏ボードには種類があり、防音効果のあるものやクロス張りが必要ない化粧ボードなどがあります。


ボード張り

ボード張りの仕事内容は、軽鉄などで下地が組まれた壁や天井に耐水や耐火性のある石膏ボードを張るのが仕事です。石膏ボードの種類によってはクロス張りを必要とせずそのまま仕上げになる場合もあるため、つなぎ目が目立たないように張るなど、器用さと正確さが必要です。


クロス張り

クロス張りの仕事内容は、ボード張りが完了した壁や天井などにクロスを張るのが仕事です。ボードとクロスの間に空気を入れずシワも作らず綺麗に張っていく必要があるため、熟練されたテクニックを要します。


塗装仕上げ

塗装仕上げの仕事内容は、壁や天井などで塗装が必要な箇所に塗料を用いて塗っていくのが仕事です。塗装箇所に適した塗料を選ぶほか、下地材を塗るなどの作業も含まれます。また、塗りムラがないように均一に塗っていく必要があるため、熟練の技が必要とされます。


左官工事

左官工事の仕事内容は、内装工としての左官工事は壁土を用いて壁を塗っていくのが仕事です。クロスやボードと違い、凹凸や模様を自由に描けるため、高級感がでるなど雰囲気作りに貢献します。住宅の内装よりも、店舗の内装で使われます。デザイン力と技術力が求められる作業です。


鋼製下地組立

鋼製下地組立の仕事内容は、軽鉄を用いて壁や天井の骨組みを作るのが仕事です。骨組みは、ボードを張るときの下地になります。何もない空間に、設計図見ながら軽鉄を組み立てていくため、設計図を正確に読み取る能力が仏ようです。


木製建具工事

木製建具工事の仕事内容は、ドアやふすまなど開閉機能の仕切りを取り付けるのが仕事です。クロス張りなどが終わり、内装工事の終盤でドア類の工事に入るのが通常です。ドア類も内装の雰囲気を左右する重要な役割があるため、雰囲気に合った建具を提案するなどデザイン能力も問われる仕事です。